2015年01月01日

12月30日 トリプル世界タイトルマッチ

WBO世界S・フライ級タイトルマッチ
井上尚弥 2回KO オマール・ナルバエス(アルゼンチン)


井上選手の爆発力が炸裂。
相手に何もさせないままの圧倒的勝利でした。

速攻型の井上選手は、いつも通りに序盤から切れ味抜群のパンチで攻め込み、初回早々に右ストレートでダウンを奪いました。
その後も一方的に打ちまくる圧巻の試合運び。
文句のつけようのない勝利とはこのことを言うのでしょう。
世界タイトルマッチでここまで力の差を見せつけるられる井上選手には脱帽です。
飛び級の不安も全く感じさせませんでしたね。

ナルバエス選手は、攻防のレベルが高く、タフさも売り物の非常にしぶとい王者という印象でしたが、井上選手の勢いにすっかり飲み込まれてしまいました。
プロキャリアで初めての完敗だったかもしれません。

井上選手は、間違いなく世界のスーパースターになれる逸材です。
さらに進化しつつ、これからも偉大なキャリアを歩んでいくことでしょう。


WBC世界L・フライ級タイトルマッチ
ペドロ・ゲバラ(メキシコ) 7回KO 八重樫東


きびきびとした打ち合いの末のKO決着。
八重樫選手の3階級制覇は惜しくもなりませんでした。

持ち前のスピードでまずまずの立ち上がりを見せた八重樫選手でしたが、相手の長いジャブとストレートに苦しみ、なかなかペースを引き寄せられない展開。
ビッグパンチで局面を打開しようとしていましたが、手数で打ち負けて徐々にダメージが蓄積され、ディフェンスが甘くなったところで強烈な左ボディをもらってしまいました。

ゲバラ選手は、ビッグネームではないものの、攻防兼備の素晴らしい選手でしたね。
手数が多くコンビネーションも多彩、かつディフェンスもしっかりしていました。
今後、日本人選手の大きな壁になりそうな王者の誕生でしょう。

八重樫選手には、3か月前のローマン・ゴンザレス選手との激闘のダメージも考えられましたが、コンディジョン的にはそれほど悪くないように管理人には見えました。
コンディションというよりは、ゲバラ選手のパフォーマンスが予想以上でした。
しかし、研究熱心な八重樫選手のこと。
リベンジできる底力は十分です。
3階級制覇を是非成し遂げていただきたいと思います。


WBC世界ライト級タイトルマッチ
ホルヘ・リナレス(ベネズエラ) 4回KO ハビエル・プリエト(メキシコ)


実力者同士のレベルの高いせめぎ合い。
シャープなパンチで徐々にペースをつかんだリナレス選手が、4回に強烈な右ストレートを決めて見事3階級制覇を達成しました。

16歳で来日し、天才の名を欲しいままにしてきた逸材が、手痛い敗戦なども経験しながら3階級制覇の偉業を達成したことにまずは拍手です。
ハンドスピードの速さ、コンビネーションの多彩さは超一級品。
こういう素晴らしい選手が日本のリングで戦ってくれることに感謝ですね。

プリエト選手は、敗れはしたものの、リナレス選手相手に拮抗した試合展開でしたし、世界王者になれる十分な実力を秘めていると思います。
世界戦の舞台に再び立てる選手であることは間違いありません。

世界的に層の厚い中量級の主役の1人であるリナレス選手の試合を、もっともっと日本で見られれば嬉しいです。


ミドル級ノンタイトル10回戦
村田諒太 10回判定 ジェシー・ニックロウ(米)


ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、WBCミドル級9位の村田選手が、KO勝利こそ逃したものの、明確な判定勝利でまた一歩世界戦への階段を上りました。

村田選手は、この日は手数を意識していましたね。
一呼吸置いての強打一辺倒ではなく、間断なく手数を出す試合運びを見せました。
ただし、コンビネーションの多彩さなどはまだまだ不足しているように思います。
相手のガードの隙間にねじ込むような多彩なパンチが見られるようになれば、世界はグッと近づくでしょう。
この試合は、10ラウンドを問題なくこなしたことが収穫。
あとはパンチの強弱にメリハリをつけ、相手に読まれないようなスタイルを身に着けてもらいたいです。
3発打って2発お返しをもらうような戦い方では、ミドル級の頂点を奪うには心許ない感じがします。

ここまで課題を少しずつクリアしながら順調にキャリアを積んできた村田選手。
来年中に世界王者となるような意気込みで、日々鍛錬していただきましょう。
スーパースター誕生を大いに期待しています。

posted by ティト at 00:11| 岩手 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
井上君にはsponsorの意向に束縛されずaway防衛を繰り返してもらいたいものです。

時代の象徴と称される山中君や国民的英雄内山君はsponsorからの報奨金で莫大な経済的成功を収めましたがhome防衛ばかりですから。

Azumah Nelson氏や故Alexis Arugello氏が世界的名声を博したのは様々な国でaway防衛を成し遂げたからでしたね。

Posted by 銃刀法違反,公務執行妨害歴あり at 2015年11月15日 13:00
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/411598008

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。