2007年01月07日

柳明祐

柳明祐(韓国)
WBA世界J・フライ級級チャンピオン
ニックネーム:ソナギパンチ
生年月日:1964.1.10
戦績:38勝14KO1敗


勇敢なコリアンファイターの代表格であり、韓国では小さな巨人と賞賛される国民的英雄。グッド(上向き矢印)
カオサイ・ギャラクシーの19度連続防衛のアジア記録に次ぐ17度連続防衛を達成し、通産18度の防衛を果たしたアジアが誇る名王者である。
柳のプロデビューは1982年。
デビュー当初はひ弱さが目立ち、ほとんどの試合が判定までもつれこんでいたが、筋力が増してくるとともに徐々に韓国伝統の力強いファイタースタイルを身に着けていく。
柳のスタイルは、力強い突進とともに、「ソナギ(夕立)」と呼ばれた猛烈なラッシュが特徴。小雨
とにかく圧倒的な手数で相手に打ち返す暇を与えないという攻撃的なボクシングで長期政権を築き上げた。ダッシュ(走り出すさま)
柳の世界初挑戦は1985年。
WBA世界J・フライ級王者ジョーイ・オリボ相手に激しい打撃戦を展開した末に15回判定勝利で21歳の無敗の王者が誕生。
WBC同級には“韓国の虎”張正九が一足早く王者として君臨しており、当時のJ・フライ級は韓国が完全制圧することになった。
張も素晴らしい王者で、柳は何かと張と比較されてきた。
パワーでは張に一歩譲ったものの、手数、タフネス、スタミナでは柳が上で、ファンの評価も柳の方が高かった。
いずれ、両者は韓国黄金時代を支えた名王者だ。
柳は精力的に防衛戦を行い、約6年の間に17連続防衛を果たす。
日本人選手とも数多く戦い、喜友名朝博、小見山カツミ、大鵬健文、徳島尚は柳のソナギパンチに屈した。
カオサイ・ギャラクシーと防衛記録を競っていた柳の快進撃を止めたのが日本の井岡弘樹。
1991年、柳の有利が予想された試合だったが、井岡はスピーディな左ジャブで柳の前進を止め、殊勲の12回判定勝利。
長年守ってきた虎の子のタイトルを失った柳の落胆は非常に大きく、そのまま引退するのではとも噂されていたが、柳は井岡への雪辱をモチベーションに再びリングへ上がることを決意。
屈辱の敗戦から1年後の1992年に再び井岡と対峙し柳は、見るからに気合十分。パンチ
得意のソナギパンチで打って打って打ちまくった柳の気迫に井岡がやや押され、文句のない12回判定で柳の雪辱が果たされた。
まだ若く、それから再び長期政権を築くことも可能と思われた柳だったが、打倒井岡の目標を達成した名王者のリングへのモチベーションは燃え上がらず。
細野雄一を相手に12回判定勝ちで初防衛に成功した後、柳は王者のまま引退する道を選んだ。

小柄な柳は、一見するとそれほど強そうには見えないのだが、王者時代のリング上の柳は、誰をも寄せ付けないオーラが滲み出ていた。
アウトボクサー全盛の現代ボクシングだが、柳のようなブルファイターの試合は本当に面白い。るんるん
最近低迷している韓国ボクシング界だが、日本にとってお隣の国でもあり、柳を彷彿とさせるエキサイティングな王者の誕生が待ち望まれるところだ。
posted by ティト at 22:38| 岩手 ☔| Comment(7) | TrackBack(0) | 外国人ボクサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
引き際が徳山と少し似ていますね。
井岡はよく勝てましたよね。
柳×井岡の試合は見ましたが、柳は調子が悪そうで、井岡のアウトボクシングもうまかったですね。
しかし17度とは凄い!
Posted by よう at 2007年01月08日 03:50
柳vs井岡第1戦での井岡選手のパフォーマンスは素晴らしかったですね。
再戦で敗れたとはいえ、柳に黒星をなすりつけたのは井岡選手だけですから。
柳の引退は、体力的な衰えというよりは、モチベーションの問題だったとのこと。
すでにボクシングの成功者としての地位を得ていた柳は、ボクサーを続けるよりもサイドビジネスへの意欲が強かったそうです。
徳山選手の場合は、まだ見方によってはボクシングの成功者とまでは言えないような気もしますので、できればさらなるビッグ・マッチへ向けて駒を進めてもらいたいと管理人は思っています。
Posted by ティト at 2007年01月10日 02:12
徳山にはスーパーフライに止まってアルセとやってもらいたかったですね
Posted by よう at 2007年01月11日 10:50
こんばんわ、ようさん。
今年は徳山選手絡みのビッグ・マッチが実現すればいいですね。
Posted by ティト at 2007年01月11日 23:57
序盤を見る限り、大鵬選手は楽勝するのではと思えたけれど、体の中にひそむマグマの量で負けたといった感じでした。井岡選手は一世一代の仕事でした。
Posted by まさきち at 2007年01月12日 13:24
こんにちは、まさきちさん。
柳の底知れないスタミナには驚いたものです。
ファイティング原田選手も真っ青でしょう(笑)。
Posted by ティト at 2007年01月14日 17:50
peak時にA4位迄駆け上がった喜友名君が彼に挑んだが殆どpunchを当てることが出来ず完敗を余儀なくされた。体幹を瞬時に反らす練習を欠かさなかったそうだがjunior fly級で残した足跡はおそらく何時までも語り継がれそうだ。
Posted by 銃刀法違反,公務執行妨害歴あり at 2015年11月15日 21:52
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