2006年11月08日

エウセビオ・ペドロサ

エウセビオ・ペドロサ(パナマ)
WBA世界フェザー級チャンピオン
ニックネーム:パナマの熱風
生年月日:1953.3.2
戦績:42勝25KO6敗2分1無効試合


長身に長い手足、軽快なフットワーク、間断なく繰り出される圧倒的な手数。
これだけ揃った選手と戦って勝つことはいかに困難なことなのかはだいたい想像できるだろう。
ペドロサはこの独特のやりにくさを武器に19度防衛というフェザー級歴代最長期政権を築いた名王者である。ひらめき
プロデビューは1973年で、当初はバンタム級。
パワー不足と打たれもろさを指摘されながらも順調にキャリアを積み重ねたペドロサは、1976年にデビュー16戦目にして早くも世界挑戦のチャンスをつかむ。
相手はWBA世界バンタム級王者アルフォンソ・サモラ。
自信満々で試合に臨んだペドロサだったが、序盤にサモラの強打に捕まってしまい、いいところなく2回KO負けで王座奪取はならず。
同年にはノンタイトル戦でオスカル・アルナルにも6回KO負けで完全に世界戦線から脱落したと思われた。
ペドロサの転機はフェザー級に転向したこと。
ずば抜けた長身で元々減量に苦しんでいたペドロサだったが、1階級飛び越えてフェザー級を主戦場とすることによって本領発揮。
フェザー級で戦い始めた1977年からのペドロサの戦いぶりは安定感抜群。グッド(上向き矢印)
パワーが増すとともに、スタミナの不安がなくなり、縦横無尽に動き回る変幻自在のボクシングスタイルを構築していった。
フェザー級転向4戦目の1978年には早くも世界挑戦の機会が訪れる。
WBA世界フェザー級王者セシリオ・ラストラに挑戦したペドロサは、サモラに敗れた時とは別人のような強さでラストラを13回KOに下して念願の戴冠。位置情報
以降のペドロサは全く危なげなく防衛を積み重ねる。
防衛戦の中には来日経験もあり、ロイヤル小林には13回KO勝利、スパイダー根本には大差の15回判定勝利。
スピードと圧倒的な手数で日本のホープを全く寄せ付けなかった。
ルーベン・オリバレスやファン・ラポルテといった強豪も下しつつ、防衛回数は驚異の19度。ダッシュ(走り出すさま)
20度という節目の防衛を意識し過ぎたのか、1985年にバリー・マクギガンに15回判定負けを喫して7年間保持した虎の子のタイトルを失う。
張り詰めていた糸が切れてしまったペドロサは、翌年の再起戦でエドガー・カストロに10回判定負けしたのを最後に引退。
他の名選手の例に漏れず数年後の1991年にカムバックしたものの、再起4戦目にマウロ・グティエレスに判定負けで1992年に本当の引退となった。

ペドロサのとらえどころのないボクシングスタイルは、誰が戦ってもやりづらそう。あせあせ(飛び散る汗)
曲者王者を数多く生み出したパナマだが、ペドロサはその代表格かも。
あらゆる角度からポンポン手が出るボクシングは日本人ボクサーにも大いに参考にしてもらいたい。ひらめき
長身で筋肉質の体格と褐色の肌。
見るからバネがありそうで日本人ではなかなか見られない恵まれた体の持ち主。右斜め上
名王者に相応しいオーラも兼ね備えた超一流の技巧派王者である。ぴかぴか(新しい)
posted by ティト at 20:57| 岩手 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 外国人ボクサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まさかサモラに惨敗したペドロサが…。
Posted by まさきち at 2007年01月10日 14:44
やっぱり体格的にバンタムではきつかったんでしょうね。
ペドロサは負けない王者の典型のような選手でした。
Posted by ティト at 2007年01月10日 23:06
当時、アルゲリョやゴメスの程の評価ではなかったペドロサ。今度こそと期待されたロイヤル小林でしたが、結果チャンピオンの技術だけが浮き彫りとなった試合でした。サンチェスとの試合が実現したらどうなったのでしょうね。
Posted by まさやん at 2007年06月16日 21:07
こんばんわ、まさやさん。
フェザー級王者時代のペドロサを崩せる選手は誰かと言われるとなかなかイメージできませんよね。
サンチェスはどちらかというとカウンターパンチャーですので、ペドロサとは噛み合わないような気はします。
でも是非見たいカードでした。
Posted by ティト at 2007年06月19日 20:02
まさに希代のテクニシャン!あのルーベン・オリバレスにして、闘牛場の牛の如くなぶり殺しの目にあい、ロイヤル小林も同様なぶり殺し、スパイダー根本は全くペドロサにヒット出来ず惨敗・・・。左ジャブ、無駄のないフットワーク、左右のアッパーカット、ボディワークは他を寄せ付けない上手さがあった。とくにオリバレス戦の前進を繰り返すオリバレスに対してのアッパー攻撃は見事!非常に印象深い。 ほかにイラリオ・サパタやバージル・ヒル、ヒルベルト・ローマン、サムエル・セラノ、クリス・ジョン等も取り上げて欲しいなぁー。このボクサー達のテクニックも凄かった。
Posted by 川尻浩作 at 2008年05月07日 01:53
清水聡選手,ペドロサを超えるチャンピオンになるかもしれません。既に,身長は超えています。
Posted by 坂本 哲 at 2016年12月31日 11:09
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