2016年05月09日

5月8日 ダブル世界タイトルマッチ

IBF世界L・フライ級タイトルマッチ
八重樫東 12回判定(2−1) マルティン・テクアペトラ(メキシコ)

管理人の採点は、116−112で八重樫選手の勝利。
公式採点がスプリットとなってヒヤヒヤしましたが、見事防衛成功です。

序盤は、テクアペトラ選手が積極的に打ちかかり、八重樫選手が受けに回ってしまいましたが、徐々に八重樫選手のカウンターが冴え、ダメージをじわじわと与えていきました。
決定的にポイントを奪いたいところでしたが、テクアペトラの手数が多く、あと一押しが出来なかった印象です。
全体的にペースを握りながらもスプリットになりましたし、手数は本当に大事ですね。

激闘続きの八重樫選手ですが、やはりファンとしては統一戦等のビッグマッチを見たいですよね。
まずはゆっくり休んでから、名王者への道を走り続けていただきたいです。


WBO世界S・フライ級タイトルマッチ
井上尚弥 12回判定(3−0) ダビド・カルモナ(メキシコ)

管理人の採点は、120−107で井上選手の勝利。
KOして当たり前とさえ思える強すぎる井上選手ですが、世界戦で初めての判定勝利。
判定勝利が意外と思えるところが井上選手の凄さです。
内容は文句なしでしょう。

序盤から井上選手のスピードとパワーが炸裂し、カルモナ選手はタジタジ状態でしたが、さすがは世界1位の挑戦者。
速攻を凌いだ後に打ち返し、珍しく井上選手の顔が跳ね上がる場面もありました。
それでもダメージの差は歴然。
12回の井上選手の猛攻でカルモナ選手は力尽きたようにダウン。
何とか立ち上がったものの、その後のラッシュでストップしてもよい一方的な展開となりましたが、レフェリーはそのまま流し、試合終了のゴングが鳴りました。

12回問題なく戦えるスタミナを証明し、もはや欠点を探すことも困難になってきた井上選手。
当然ながら、海外でビッグマッチを行うしかないでしょう。

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2015年09月24日

9月22日 WBC世界バンタム級タイトルマッチ

WBC世界バンタム級タイトルマッチ
山中慎介 12回判定(2−1) アンセルモ・モレノ(パナマ)


管理人の採点は、116−112でモレノ選手の勝利。
結果は、2−1のスプリット判定で山中選手の勝利。
山中選手にとっては、薄氷を踏む思いの厳しい戦いだったと思います。

山中選手は、序盤いつもどおり、打たせずに打つことを念頭に、距離を取ってジャブとワンツーでポイントを奪いにいきました。
しかし、モレノ選手は想像以上に懐が深く、ジャブの刺し合いで山中選手が遅れをとってしまう場面が目立ちました。
やや劣勢の展開だと思いましたが、序盤4ラウンドの公式採点は、山中選手がリード。
中盤・後半は一進一退の展開でしたので、序盤のポイント差がそのまま勝負に直結した感じです。

モレノ選手は、さすがに一時代を築いた名王者ですね。
ここまで山中選手を空転させた選手は初めてでしょう。
パンチ力で見栄えがなかった分、ポイントを取りきれなかった感じでしょうが、当てる勘は抜群でしたし、距離感とボディワークを駆使したディフェンス技術は世界屈指だと思います。

山中選手選手は、この厳しい戦いを経験してまた一歩進化するきっかけをつかんだはずです。
管理人的にはこの試合はモヤモヤした感覚が残ってしまっていますので、両者の再戦実現を希望します。

posted by ティト at 19:38| 岩手 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月29日

4月22日 ダブル世界タイトルマッチ

WBA世界フライ級タイトルマッチ
井岡一翔 12回判定 ファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)


管理人の採点は、114−114のドロー。
ペース自体は井岡選手が握っていましたが、ジャブ以外の有効打がない状態。
ガードの上からでも強いパンチを狙うレベコ選手のアグレッシブも評価せざるを得ず、一進一退のラウンドが続くジャッジ泣かせの試合展開だったように思います。あせあせ(飛び散る汗)

井岡選手は、とにかく打たれないことに重点を置いているように見えました。
集中力は抜群で、最後まで決定的なパンチをまらわずに試合を終えたのは見事。
ただし、相手にダメージを与えるという観点では物足りない感じがしました。
試合の主導権は井岡選手が握っているように見えても、ポイントを明確にもぎ取るという訴求力には欠けていたように思います。
何が何でも勝たなければならない世界戦。
結果としては作戦がはまったのだと思います。
明確に相手を上回る戦いは、次の防衛戦で見せてもらいましょう。

レベコ選手は、前進して強いパンチをまとめ、攻めの姿勢を見せましたが、井岡選手の懐の深さに苦しみ、クリーンヒットできずじまい。
アグレッシブネスは見せましたが、有効打の面で劣り、僅差の試合をモノにすることができなかったという感じでしょう。

井岡選手、まずは3階級制覇達成おめでとうございます。位置情報
重圧から解放され、これからさらなる高みに上っていくことを期待します。グッド(上向き矢印)



IBF世界ミニマム級タイトルマッチ
高山勝成 9回負傷判定 ファーラン・サックリンJr


管理人の採点は、88−83で高山選手の勝利。
高山選手の試合は、常にアクションの多い激しい打ち合いとなりますし、ファンが熱狂する展開になりますね。パンチ

高山選手はいつもどおりのエンドレス連打で積極的に攻め込みました。
とのかくこの選手の手数は圧倒的です。
日本の歴代世界王者の中でもピカイチの手数ではないでしょうか。
この日は、相手の強烈なパンチをもらって苦しい場面もありましたが、旺盛な連打が止まることはなく、明確な差をつけての判定勝利でした。手(チョキ)

ファーラン選手は、高山選手にとって非常に危険な挑戦者だったと思います。
懐が深く、長いストレートや鎌のようなフックが強烈。
接近戦での打ち合いも苦にせず、高山選手をひるませる場面もありました。
タフネスも見せましたね。
戦力としては、文句なしに世界王者級です。
近い将来、世界のベルトを奪う可能性は高いと見ました。

難敵を退けた高山選手。
和製スモーキンと呼びたくなる名選手ですね。

posted by ティト at 01:01| 岩手 | Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月01日

12月31日 ダブル世界タイトルマッチ

WBA・WBO世界S・バンタム級タイトルマッチ
ギジェルモ・リゴンドー(キューバ) 11回終了TKO 天笠尚


S・バンタム級最強王者と称されるリゴンドー選手に挑戦した天笠選手の闘志は見事でした。
顔を大きく腫らし、結果としては残念なTKO負けとなりましたが、7回には2度のダウンを奪うなど、王座に肉薄する戦いぶりでした。

リゴンドー選手は、さすがに攻防に隙のない素晴らしい王者でしたね。
長身の天笠選手は相当やりづらい相手だったと思いますが、試合全般を通じて主導権を握っていたように思います。
連打を許さないディフェンス技術に感心しました。
着実に相手のライフポイントを削っていくようなパンチの的確さも光りました。

勝負事は勝ってなんぼとはいいますが、天笠選手はこの試合で間違いなく名を上げましたね。
世界再挑戦をファンとして期待します。



IBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦
高山勝成 7回TKO 大平剛


アクションの多い激しい打ち合い。
エンドレス連打が持ち味の高山選手が徐々に打ち勝ち、防戦一方となった大平選手を見てレフェリーが試合をストップしました。

高山選手のスタイルは一貫していますね。
軽快なフットワークに加え、ダッキング、ウィービングを駆使して肉薄し、多彩なパンチを休みなく繰り出します。
手数の多さは圧倒的です。
この選手と真正面から打ち合って打ち勝てる選手は世界でも見当たりませんね。

大平選手は、前に出てくる相手にカウンターを決めて効率よくクリーンヒットを積み重ねましたが、1発当てても3発返してくる高山選手の圧力に抗しきれず、徐々に防戦一方となってしまいました。
スタミナアップを今後の課題として、再び世界を目指してもらいたいと思います。

ベルトコレクター高山選手は、来年は統一戦と2階級制覇の両睨みのようです。
もっともっと多くの勲章を手に入れてファンを喜ばせてください。



フライ級ノンタイトル10回戦
井岡一翔 5回KO ジャン・ピエロ・ペレス(ベネズエラ)


ノンタイトルマッチとはいえ、元世界王者同士のレベルの高い攻防。
お互いの隙を狙い合う一進一退の展開でしたが、5回に右ストレートを決めて倒しきった井岡選手に軍配が上がりました。

井岡選手は、3階級制覇を賭けた一戦で手痛い一敗を喫した後、よりディフェンスに重点を置いたスタイルを選択するようになりましたね。
カウンターをもらう場面はないものの、波状攻撃で相手を攻め落とす迫力に若干欠けているように見えました。
相手の隙を待つのではなく、相手の隙を作り出す攻撃のバリエーションに磨きをかけることが、3階級制覇へのカギとなるでしょう。

ペレス選手は、ノンタイトル戦で戦う相手としてはかなり危険な選手でしたね。
ジャブの突き合いで井岡選手に引けを取りませんでしたし、打たれた後に必ず打ち返すしたたかさがありました。
ボディワークが柔らかく、パンチの威力を削ぐ技術にも感心。
12ラウンドまでもつれ込む展開になっていれば、おそらく接戦になっただろうと感じました。

カムバックロードを着実に歩む井岡選手。
2015年に3階級制覇を成し遂げるチャンスが必ず巡ってくるでしょう。

posted by ティト at 02:27| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12月30日 トリプル世界タイトルマッチ

WBO世界S・フライ級タイトルマッチ
井上尚弥 2回KO オマール・ナルバエス(アルゼンチン)


井上選手の爆発力が炸裂。
相手に何もさせないままの圧倒的勝利でした。

速攻型の井上選手は、いつも通りに序盤から切れ味抜群のパンチで攻め込み、初回早々に右ストレートでダウンを奪いました。
その後も一方的に打ちまくる圧巻の試合運び。
文句のつけようのない勝利とはこのことを言うのでしょう。
世界タイトルマッチでここまで力の差を見せつけるられる井上選手には脱帽です。
飛び級の不安も全く感じさせませんでしたね。

ナルバエス選手は、攻防のレベルが高く、タフさも売り物の非常にしぶとい王者という印象でしたが、井上選手の勢いにすっかり飲み込まれてしまいました。
プロキャリアで初めての完敗だったかもしれません。

井上選手は、間違いなく世界のスーパースターになれる逸材です。
さらに進化しつつ、これからも偉大なキャリアを歩んでいくことでしょう。


WBC世界L・フライ級タイトルマッチ
ペドロ・ゲバラ(メキシコ) 7回KO 八重樫東


きびきびとした打ち合いの末のKO決着。
八重樫選手の3階級制覇は惜しくもなりませんでした。

持ち前のスピードでまずまずの立ち上がりを見せた八重樫選手でしたが、相手の長いジャブとストレートに苦しみ、なかなかペースを引き寄せられない展開。
ビッグパンチで局面を打開しようとしていましたが、手数で打ち負けて徐々にダメージが蓄積され、ディフェンスが甘くなったところで強烈な左ボディをもらってしまいました。

ゲバラ選手は、ビッグネームではないものの、攻防兼備の素晴らしい選手でしたね。
手数が多くコンビネーションも多彩、かつディフェンスもしっかりしていました。
今後、日本人選手の大きな壁になりそうな王者の誕生でしょう。

八重樫選手には、3か月前のローマン・ゴンザレス選手との激闘のダメージも考えられましたが、コンディジョン的にはそれほど悪くないように管理人には見えました。
コンディションというよりは、ゲバラ選手のパフォーマンスが予想以上でした。
しかし、研究熱心な八重樫選手のこと。
リベンジできる底力は十分です。
3階級制覇を是非成し遂げていただきたいと思います。


WBC世界ライト級タイトルマッチ
ホルヘ・リナレス(ベネズエラ) 4回KO ハビエル・プリエト(メキシコ)


実力者同士のレベルの高いせめぎ合い。
シャープなパンチで徐々にペースをつかんだリナレス選手が、4回に強烈な右ストレートを決めて見事3階級制覇を達成しました。

16歳で来日し、天才の名を欲しいままにしてきた逸材が、手痛い敗戦なども経験しながら3階級制覇の偉業を達成したことにまずは拍手です。
ハンドスピードの速さ、コンビネーションの多彩さは超一級品。
こういう素晴らしい選手が日本のリングで戦ってくれることに感謝ですね。

プリエト選手は、敗れはしたものの、リナレス選手相手に拮抗した試合展開でしたし、世界王者になれる十分な実力を秘めていると思います。
世界戦の舞台に再び立てる選手であることは間違いありません。

世界的に層の厚い中量級の主役の1人であるリナレス選手の試合を、もっともっと日本で見られれば嬉しいです。


ミドル級ノンタイトル10回戦
村田諒太 10回判定 ジェシー・ニックロウ(米)


ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、WBCミドル級9位の村田選手が、KO勝利こそ逃したものの、明確な判定勝利でまた一歩世界戦への階段を上りました。

村田選手は、この日は手数を意識していましたね。
一呼吸置いての強打一辺倒ではなく、間断なく手数を出す試合運びを見せました。
ただし、コンビネーションの多彩さなどはまだまだ不足しているように思います。
相手のガードの隙間にねじ込むような多彩なパンチが見られるようになれば、世界はグッと近づくでしょう。
この試合は、10ラウンドを問題なくこなしたことが収穫。
あとはパンチの強弱にメリハリをつけ、相手に読まれないようなスタイルを身に着けてもらいたいです。
3発打って2発お返しをもらうような戦い方では、ミドル級の頂点を奪うには心許ない感じがします。

ここまで課題を少しずつクリアしながら順調にキャリアを積んできた村田選手。
来年中に世界王者となるような意気込みで、日々鍛錬していただきましょう。
スーパースター誕生を大いに期待しています。

posted by ティト at 00:11| 岩手 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月25日

10月22日 WBC世界バンタム級タイトルマッチ

WBC世界バンタム級タイトルマッチ
山中慎介 12回判定(3−0) スリヤン・ソールンビサイ(タイ)


管理人の採点は、115−110で山中選手の勝利。
最終的には山中選手の快勝という形になりましたが、管理人的にはヒヤヒヤした勝負となりました。

山中選手は、いつもどおり相手のパンチを完全に外してからの長いストレートを主体にするアップライトスタイルで試合をスタート。
しかしこの試合ではなかなか手数が出ず、迎え撃とうと待っている間に相手のパンチを不用意にもらう場面が目立ちました。
4ラウンドを終わってポイントをリードされるまさかの展開に、重苦しい雰囲気が漂っていたように思います。
ポイントを取り返すためにがむしゃらに打っていくタイプではないので、中盤までポイントをリードされる展開は、山中選手にとっての悪いパターンにはまってしまっているように見えました。
これはまずいなあと思って見ていましたが、7回に会心の左ストレートが炸裂。パンチ
山中選手にはこれがあるんです。
7回、8回、9回と1度ずつダウンを奪い、一挙に押せ押せの展開に持っていったのはお見事。
KOは逃してしまいまいましたが、明確にポイント差をつけての判定勝利となりました。手(チョキ)

スリヤン選手は、山中選手をしっかりと研究していた成果がうかがえましたね。ペン
山中選手がダッキングする方向を読んでうまくパンチを当てている感じでした。
防御勘の良い山中選手が、まともにパンチをもらってダメージを受ける場面を管理人は初めて見ました。
フラフラになりながらも12ラウンドを戦い抜いた精神力の強さも見事です。

無人の野を行くがごときだった山中選手が、今回の苦戦を乗り越えられたことは、今後のさらなる飛躍へのステップとなると管理人は思います。右斜め上
自分の動きの癖を再チェックすること、手数を出すことの重要性を再認識したはずです。
さらに隙のない王者となり、これから待っているビッグマッチへと突き進んでいくことでしょう。グッド(上向き矢印)

posted by ティト at 01:09| 岩手 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月29日

4月23日 ダブル世界タイトルマッチ

今回もタイミング遅れの観戦記です。あせあせ(飛び散る汗)


4月23日


WBC世界バンタム級タイトルマッチ
山中慎介 9回TKO シュテファーヌ・ジャモエ(ベルギー)


全く危なげない試合運びでのKO勝利。
「強い!!」としか言いようのない王座防衛でしたね。グッド(上向き矢印)

山中選手の最大の強みは、深追いせずにKOできること。
アップライトに構え、相手のパンチの届かない距離をキープしつつ、長いジャブを間断なく繰り出してポイントを取る手堅いスタイル。
現時点で、ジャブの差し合いで山中選手を制する選手は世界でも見当たらないでしょう。
このポイントを抑えつつ、ガードの上からでもダメージを与える強烈な左ストレートを叩き込んでくるので、相手は容易には接近できません。手(パー)
遠い距離からの右ジャブと左ストレートのルーチンワークをひたすら続けることができます。
山中選手が前がかりになって攻める流れになれば、相手にもカウンターのチャンスがあるのでしょうが、ポイントを取れている間は、アップライトからのジャブとストレートのスタイルを決して崩しません。
このスタイルでKOを量産できるわけですから、本当に付けいる隙がありませんよね。
ゴッドレフトと称される左ストレートは、当たる度に相手のライフポイントを削るような威力です。パンチ

これだけ強いと、どうやったら山中選手に勝てるだろうという視点で試合を見るようになってしまいます。
ポイントで先行し、焦って前に出させるような展開にならなければ、山中選手を崩すことはできないでしょう。
果たしてそれをできる選手が世界にいるのか?と熟考せざるをえないぐらい、山中選手は難攻不落の王者だということです。

世界に誇る名王者への道を歩む山中選手の、今後の道程にファンは注目しています。
個人的には、WBO同級王者の亀田和毅選手との統一戦実現を熱望します。位置情報



IBF世界S・バンタム級タイトルマッチ
キコ・マルチネス(メキシコ) 7回TKO 長谷川穂積


壮絶な打ち合いの末のKO決着。
長谷川選手の3階級制覇は惜しくもなりませんでした。

持ち前の回転の速い連打で、上々の滑り出しを見せた長谷川選手ですが、2回にロープを背負って打ち合う展開の中で相手の左右フックをまともに被弾してダウン。
立ち上がって必死に応戦しましたが、大きなダメージを負ってフットワークを生かせなくなってしまったのが非常に痛かったですね。
回を追うごとにダメージを上乗せされ、6回に連打をもらって力尽きました。
結果的には、2回にロープを背負って打ち合ったのが悪手だったのでしょうが、全盛期の長谷川選手の高速連打を知る管理人としては、打ち合いで打ち勝てなかったところに敗因があったと試合が終わってまず思いました。
相手に打ち返す暇を与えない高速連打で世界を席巻した長谷川選手。soon
その長谷川選手が、打ち合いで打ち勝てなかったところに、少々悔しい気持ちになりました。

進退発表はまだとのこと。
3階級制覇の栄誉を是非ともつかんでもらい名選手ですが、どのような発表がなされるにしろ、大きな拍手で迎えたいものですね。ぴかぴか(新しい)

posted by ティト at 03:05| 岩手 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月10日

4月6日 ダブル世界タイトルマッチ

更新する時間が取れなかったため、だいぶタイミング遅れの観戦記です。あせあせ(飛び散る汗)


4月6日


WBC世界L・フライ級タイトルマッチ
井上尚弥 6回TKO アドリアン・エルナンデス(メキシコ)

井上選手の文句なしの圧勝劇。パンチ
世界初挑戦で、世界王者相手にここまで圧倒して王座奪取した日本人選手を私は初めて見ました。
偶発的に強いパンチを当てて圧倒したのではなく、パワー、スピード、ディフェンスの全てで相手を上回りました。グッド(上向き矢印)

序盤から強烈なパンチを立て続けにヒットさせる井上選手に対し、エルナンデス選手は明らかに驚きの表情を見せていましたね。
守りに入るとかさにかかって攻められる、打とうとするとカウンターを取られるといった感じで、エルナンデス選手としては攻め手が見つからないようでした。
左目を切って出血が激しくなったエルナンデス選手は、被弾しながら決死の反撃を試みて井上選手を一時押し込みましたが、強烈な右ショートカウンターをもらってダウン。
戦意喪失気味でのストップとなりました。

この鮮烈な戴冠劇で、井上選手の強さは、一躍世界のボクシングファンの知るところとなったはず。
若干20歳、デビュー6戦目で世界王者となったこの若者は、必ずや歴史に名を残す名選手となることでしょう。


WBC世界フライ級タイトルマッチ
八重樫東 9回KO オディロン・サレタ(メキシコ)

激闘王八重樫選手が、タフなメキシカン、サレタ選手との激しい打ち合いを制し、見事なKO勝利を飾りました。手(チョキ)

最近の八重樫選手は、瞬発的なフットワークのスピードを生かし、出入りで距離を支配する戦い方を選択していたように思いますが、今回は、どちらかというと前がかりでパワーを生かす戦いぶりでしたね。
手数の多いサレタ選手のパンチをガードの上からもらってしまう場面も多く、激しいせめぎ合いが続きましたが、9回に強烈な右ストレートがさく裂し、そのまま唐突なKOとなりました。
結果的には快勝でしたが、パンチをもらいながら攻める戦い方では、ポイントを取られるリスクがあり、事実、オフィシャルの採点は僅差でした。
八重樫選手が対戦を熱望している無敗の怪物、ローマン・ゴンザレス選手が会場で観戦していたこともあり、必要以上に前がかりになってしまったのかもしれません。
それでも、クリーンヒットを許す場面はほとんどなく、防御勘の良さは見せつけてくれましたね。soon

さあ、次は前述のゴンザレス選手との対戦が確実視されています。
世界のスーパースターになる大チャンス到来でしょう。位置情報
同郷のスーパースターが、世界のスーパースターへ羽ばたくことを大いに期待します。


posted by ティト at 02:50| 岩手 | Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月09日

12月6日 WBC世界フライ級タイトルマッチほか

WBC世界フライ級タイトルマッチ
八重樫東 12回判定(3−0) エドガル・ソーサ(メキシコ)


管理人の採点は116−112で八重樫選手の勝利。ペン
難敵相手の見事な防衛でした。

八重樫選手は、軽快なフットワークを駆使し、距離を終始支配しました。くつ
さっと近づいてはコンパクトなパンチをヒットさせ、相手が打ち返す時にはもう目の前にいないという丁寧な作業を繰り返してポイントを積み重ねましたね。
全身の瞬発力は見事で、瞬時に切り返す足運びは、バスケット選手の素早さでした。ダッシュ(走り出すさま)
決してエスケープに徹したわけではなく、踏み込むパンチに迫力があったので、相手は容易に近づけませんでした。
世界トップレベルの難敵を相手の完勝ですし、今後のビッグマッチへの期待は非常に高いですよね。
同郷のファンとして誇らしいかぎりです。わーい(嬉しい顔)

ソーサ選手は、綺麗なフォームから伸びの良いパンチを繰り出し、本当に怖い選手でした。
ディフェンスも良く、八重樫選手がペースを握りながらも、KOできる気配はありませんでしたね。
攻防兼備の名選手という評価は伊達ではありません。
八重樫選手にとって、井岡一翔選手に匹敵する難敵だったように思います。

岩手の生んだ名王者が、これからさらにどのように高みに駆け上がっていくのか、ワクワクしながら追いかけたいと思います。音楽


東洋太平洋L・フライ級タイトルマッチ
井上尚弥 5回TKO ヘルソン・マンシオ(比)


怪物が本領発揮。ドコモポイント
タフな相手を打ち崩し、嵐の連打でストップを呼び込む快勝でした。

井上選手の長所は、相手の空いている場所を的確に狙えるフレキシビリティだと思います。
ストレートを打つべき時にはストレート、アッパーを打つべき時にはアッパー、決める時には連打と、多彩なパンチを最適なタイミングで出せるのが強みです。パンチ
相手が引けば押し、出てくれば引くといった感じで、機を見るに敏なボクシング勘を持っていますね。on
常に手を出し、相手を休ませないアクティブなスタイルですので、見ているファンとしてもエキサイティングに感情移入できますし、まさにスター候補でしょう。

誰が相手だとしても、次戦で世界王座を十分に狙えるレベルに到達しているように見えました。
日本最速の6戦目での世界王座奪取を期待しましょう。位置情報


ミドル級ノンタイトル8回戦
村田諒太 8回TKO デイブ・ピーターソン(米)


ロンドン五輪金メダリストの村田選手が、やや苦戦しながらも力で外国人選手をねじ伏せました。

村田選手は、自信満々に前進し、重そうなパンチを力いっぱい叩きつける試合運び。手(グー)
ポイントは取れていたと思いますが、ガードの上から相手のパンチを受けてしまう場面が多く、手数を出すことができずにラウンドが進んでしまった印象です。
今の村田選手のボクシングは、ガードでパンチを受け止めてから、溜めた強打でねじ伏せるというヘビー級のようなスタイル。
しかし、ミドル級では、そのようなボクシングにお付き合いしてくれる世界王者はいません。
体のバネと柔軟性を生かして戦う選手が主流ですので、今のままでは、この先の苦戦が容易に想像できるでしょう。
今回の試合は、それがわかったことが一番の収穫だと思います。ふくろ
村田選手は、鈍重な選手では決してありませんので、次戦では必ずや進化した姿を見せてくれるはず。
フットワークとボディワークを重点的に意識してもらいたいです。
それにしても、好機での詰めの鋭さは非常に迫力がありますね。爆弾
パワーでは既にワールドクラスに到達しているように見えました。

間違いなく世界王者を狙える逸材。
ゴールデンボーイが世界を席捲する日が楽しみです。ぴかぴか(新しい)
個人的に、来年末あたりには世界タイトルマッチを組めるような位置にいるのではないかと予想しています。

posted by ティト at 02:00| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12月3日 トリプル世界タイトルマッチ

12月3日


IBF世界S・フライ級タイトルマッチ
リボリオ・ソリス(ベネズエラ) 12回判定(2−1) 亀田大毅


ビデオ観戦でして、だいぶタイミング遅れの更新です。

管理人の採点は、115−113でソリス選手の勝利。
お互いに決め手を欠き、非常に競った内容になりました。

大毅選手の敗因は、誰が見ても手数の少なさ。バッド(下向き矢印)
要所で単発のパンチを当てるものの、追い打ちがなく、手を出さずに見ている時間が多すぎました。
接近してからのもみ合いも多く、いたずらにスタミナを浪費してしまった印象です。
世界戦レベルで、ワンパンチKOがピシャリと決まることは稀であり、今のままのスタイルで世界タイトルを防衛し続けられるほど、ボクシングは甘くありません。
ポイントを取られても、最後にワンパンチ逆転KOなどというのは、漫画の世界の話だけでしょう。
大毅選手のボクシングは、カウンターのビッグパンチを決めて相手が効いたところに追い打ちをかけるボクシング。
カウンターを狙い過ぎ、相手が手を出してからでないと自分も手を出せないという繰り返しでは、ポイントは取れませんし、KOにもつながりません。
しっかりとジャブをついて機先を制し、かいくぐって出てくる相手にカウンターを合わせるという意識がなければ、今後も苦しい戦いが続くことが容易に予想できます。
体力は十分にあるわけですから、その長所を生かす柔軟な思考がもっと必要だろうと思いました。
未完の大器で終わらない今後の成長を大いに期待します。

ソリス選手は、計量に失敗する大失態を犯し、リミットを作る努力も放棄するという、ボクサーにあるまじき姿勢でリングに上がりました。
チャンピオンである資格はないと個人的に思いましたが(実際に王座剥奪ですが・・・。)、試合では勝利への執念が大毅選手より若干上回っていましたね。
重そうなパンチを繰り出し、常に先手先手で攻めていったことが、微差のラウンドを制した要因でしょう。
しかし、正直、こういう試合の勝敗は参考外だと思います。
お互い平等なコンディションでの再戦を強く希望します。exclamation×2



WBO世界バンタム級タイトルマッチ
亀田和毅 12回判定(3−0) イマヌエル・ナイジャラ(ナミビア)


管理人の採点は120−108のフルマークで和毅選手の勝利。ペン
両者ともシャープなパンチを繰り出すレベルの高い戦いでしたが、フットワークと要所での回転力に上回った和毅選手が、微差のラウンドを着実に全て制しました。

和毅選手は、本当にセンス抜群ですね。
距離勘が非常に良く、打ってはサイドに回り、再び連打につなげる波状攻撃でペースを握り続けました。ダッシュ(走り出すさま)
KOを狙う意識が強過ぎたのか、パンチの強弱がなく、力任せの強打を相手に耐えられてしまったことが唯一の反省材料でしょうか。
もっとしつこく連打を繰り出してストップを呼び込むような展開を見たかったですね。
やや前がかりになりながらも、ディフェンスへの意識はおろそかにならず、相手に付け入る隙を与えなかったことは見事です。
この選手には、長期政権はもちろんのこと、統一戦や複数階級制覇も当然視野に入っていることでしょう。
これから訪れるであろうビッグマッチの実現を期待しましょう。演劇

ナイジャラ選手は、よく伸びるパンチを間断なく繰り出す危険な挑戦者でした。
フットワークで和毅選手についていくことができず、受け身に回ってしまったことが敗因ですが、近いうちに世界王者になれる逸材と感じました。
再び日本人選手と戦う機会があるかもしれませんね。



IBF世界ミニマム級タイトルマッチ
高山勝成 12回判定(3−0) ビルヒリオ・シルバノ(比)


管理人の採点は120−108のフルマークで高山選手の勝利。
ほぼ一方的な展開での高山選手の快勝でした。右斜め上

高山選手は、軽快なフットワークに乗ってあらゆる角度から間断なくパンチを繰り出し、相手に反撃する暇を与えませんでしたね。soon
ダウンこそ取れませんでしたが、打って打って打ちまくる、見ていて気持ちの良いボクシングを展開しました。
この手数を興毅選手と大毅選手には見習ってほしいと思いました。
また、新井田選手に惜敗した頃と比べると、ディフェンス技術の向上が著しく、フットワークとボディワークを駆使してパンチをまともにもらわらなくなったのは非常に大きいです。
打ちつ打たれつで激闘王と呼ばれた高山選手ですが、今は、一方的に相手を打ちつける凄味が出てきたように思います。
敵地でも勝ちきるボクシングができる選手でしょう。
多くの経験を積んだ苦労人ですし、これからも特に応援したい選手です。
あとはWBOの王座を奪取すれば、日本人初の主要4団体制覇王者になれますね。手(チョキ)

posted by ティト at 01:54| 岩手 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする