2011年12月31日

12月31日 WBC世界ミニマム級タイトルマッチ

12月31日


WBC世界ミニマム級タイトルマッチ
井岡一翔 1回KO ヨードグン・トーチャルンチャイ(21)(タイ)


特にコメントの必要のない、完璧な勝利でした。決定
相手をよく見て、コンビネーションで最適なパンチを当てる勘の良さが際立ちましたね。パンチ
まったくタメージを受けずに試合を終えましたし、次の試合をすぐに見たいと思うのが多くのファンの気持ちでしょう。猫

管理人としては、WBA王者の八重樫東選手との統一戦を是非見たいです。わーい(嬉しい顔)
来年への希望が増す、大晦日の見事なKO勝利でした。モータースポーツ

posted by ティト at 20:10| 岩手 晴れ| Comment(5) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月09日

12月7日 ダブル世界タイトルマッチ

12月7日


WBA世界バンタム級タイトルマッチ
亀田興毅 4回KO マリオ・マシアス(メキシコ)


まあ、誰が見ても文句なしの勝利でしょう。グッド(上向き矢印)

パンチを一発当てるたび、着実に相手にダメージを与え、戦意も奪っていった感じです。
バンタム級王者として、重厚感が一際増したような気がします。
来年へ向け、素晴らしいパフォーマンスをファンに見せつけ、今年を締めくくってくれましたね。手(チョキ)
今回の出来については、多くを語る必要はありませんよね。



WBA世界S・フライ級タイトルマッチ
テーパリット・ゴーキャットジム(タイ) 12回判定(3−0) 亀田大毅


管理人の採点は、116−112でテーパリット選手の勝利。
手数の差が結果として出ましたね。

大毅選手は、階級アップで体がよく動くと自信を持って試合に臨んだようですが、正直単調で緩慢な動きに終始していました。
得意とする真っ向からの打ち合いでも、テーパリット選手の回転の速い多彩な連打に打ち負ける場面が目立ちました。
時折単発の強打を当てて見せ場は作りましたが、接近戦で頭をつけるだけで手を出さない時間が長く、安易に相手に打たせすぎましたね。
守勢にまわる時間が圧倒的に長い展開では、たまに良いパンチを当てる程度ではポイントはなかなか取れません。
手数の少なさは前々から指摘されていることですし、試合を制するための工夫というか、学習能力が足りなかったと言わざるをえないでしょう。
ちょっと厳しめのコメントになりましたが、これは期待の裏返しです。ダッシュ(走り出すさま)
世界に通用するパワーの持ち主ですし、必ず2階級制覇できる選手だと思っていますので、さらなる精進を期待しています。ペン


ダブルタイトルマッチの前には、亀田和毅選手の試合が行われましたが、亀田3兄弟中随一の才能との評判もうなずけるパフォーマンスを見せてくれました。演劇
兄達にはない軽快なフットワークの持ち主で、体重移動も非常にスムーズですよね。
動き自体はすでに世界王者級と言ってもいいでしょう。
バンタム級近辺の階級の世界王者達にとって、脅威の存在であることは間違いありません。
来年中にはベルトを巻いている可能性が高いであろうと管理人は思っています。位置情報

posted by ティト at 00:24| 岩手 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月27日

10月24日 WBA世界ミニマム級タイトルマッチ

10月24日


WBA世界ミニマム級タイトルマッチ
八重樫東 10回TKO ポンサワン・ポープラムック(タイ)


岩手県人の管理人は、同郷の八重樫選手を以前から熱烈応援していました。モータースポーツ
かつて、アマチュアではボクシング王国と称された岩手ですが、プロでは世界タイトルに縁がなく、管理人の目の黒いうちに世界王者が誕生するのか不安で仕方がありませんでした。あせあせ(飛び散る汗)
いやあ、これで心残りの1つが解消されました(笑)。
悲願の世界王座奪取に大興奮です。演劇

八重樫選手は、軽快なフットワークと抜群のハンドスピードの持ち主で、世界王者に相応しい戦力を備えていますが、管理人が前から不安視していたのは、ボディワークによるディフェンスです。
足を使って距離を取るスタイルですが、中間距離〜接近戦になると、まともに相手のパンチをもらう場面が目立ち、この試合でも危ない場面が何度もありました。
いつまでもフットワークで射程外にエスケープしているわけにはいきませんので、ボディワークを駆使し、打ち合いの中でも相手に打たれずに打つ技術を身につけてもらいたいと思っています。
特に、相手のパンチの威力を逸らす技術を磨いてほしいですね。
同郷のファンとして特に期待していますので、ちょっと厳しめのコメントになりましたがご容赦ください。

震災からの復興を目指す岩手に、明るい話題を届けてくれた八重樫選手。
本当にありがとう。ぴかぴか(新しい)

目指せスーパーチャンプグッド(上向き矢印)位置情報

posted by ティト at 01:42| 岩手 晴れ| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月03日

10月2日 WBC世界S・バンタム級タイトルマッチ

10月2日

WBA世界フライ級タイトルマッチ
西岡利晃 12回判定(3−0) ラファエル・マルケス(メキシコ)


西岡 真のスピードキングだダッシュ(走り出すさま)

ラスベガス防衛の金字塔ぴかぴか(新しい)位置情報


素晴らしいの一言。手(グー)
ボクシングの本場ラスベガスでのタイトルマッチ、そしてあのマルケスに完勝できる王者が日本から出てくるとは。
本当に感慨深いです。もうやだ〜(悲しい顔)

管理人の採点は、118−110の大差で西岡選手の勝利。
テクニックとパワーを兼ね備えるマルケス選手に対し、まずテクニックで優位に立てたことが大きいです。
相手のパンチをまともにはもらわず、自分のパンチをクリーンヒットさせる確実性の高い試合運びを見せました。
研究熱心な西岡選手は、常に進化し続けられる選手ですね。右斜め上ペン
日本が誇る攻防兼備の名王者でしょう。手(チョキ)

ラファエル・マルケス選手といえば、ファン・マヌエル・マルケス選手との兄弟王者として有名で、いわゆるマルケス弟と呼ばれる名王者です。
正直、あのマルケス弟に西岡選手が勝てるのか不安でした。
バンタム級王者時代は、西岡選手が勝てなかったウィラポン・ナコンルアンプロモーション選手よりも実力はワンランク上と評価していましたので。
今は無冠とはいえ、本当に強い選手です。パンチ
S・バンタム級へ進出し、強打者イスラエル・バスケス選手との死闘などを経て、若干ディフェンスが甘くなっているところはあったかもしれません。
マニー・パッキャオ選手と激闘を繰り広げた兄のファン・マヌエル選手と今回のラファエル選手。
マルケス兄弟にとって、東洋は鬼門なのかもしれません。

西岡選手の次戦は、マニー・パッキャオの後継者と称される俊英、ノニト・ドネア選手が相手かもと噂されています。
これが実現すれば、まさにメガ・ファイト。演劇イベント
想像しただけで身震いしてしまいます。ふらふら

posted by ティト at 00:38| 岩手 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月07日

5月7日 WBA世界バンタム級タイトルマッチ

5月7日

WBA世界フライ級タイトルマッチ
亀田興毅 11回終了TKO ダニエル・ディアス(ニカラグア)


力でねじ伏せる初防衛グッド(上向き矢印)パンチ

今日の興毅選手は、とにかくKOへのこだわりが強かったですね。ダッシュ(走り出すさま)
力を溜めて踏ん張って打ち込む場面が多かったです。
相手のパンチ力はそれほどなく、大丈夫だと思ったからかもしれませんが、前がかりになって安易にパンチをもらってしまったのは反省材料でしょう。
長谷川穂積選手がフェザー級で力勝負を挑んでうまくいかなかったように、興毅選手もこういう試合を続けるようだと危うさを感じます。
今日は完勝でしたが、次戦どのように戦うのか注目します。

体調が芳しくないので、簡単な観戦記で終了とさせてください。ふらふら

posted by ティト at 22:21| 岩手 曇り| Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月27日

11月26日 ダブル世界タイトルマッチ

11月26日


WBC世界S・フェザー級タイトルマッチ
粟生隆寛 12回判定(3−0) ビタリ・タイベルト(ドイツ)


管理人の採点は、117−110で粟生選手の勝利。
明白に差をつけての見事な二階級制覇です。手(チョキ)

粟生選手は、3回にダウンを奪ったほか、試合全般を通じて主導権を握っていました。手(グー)
KOを意識しすぎたのか、ちょっと単発強打を狙いすぎたことが反省材料でしょうか。
でもまあ文句なしの勝利でしょう。
戦術としては、右フック・アッパーでボディ、左ストレートで顔面というパターンで着実に相手へダメージを与えていきましたね。
ルーチン・ワークのようなコンビネーションの繰り返しだったので、慣れというか、相手に12ラウンド耐えきられてしまったのが惜しかったです。
左ボディをもう少し使えていればKOできそうに見えましたが、相手のカウンターの切れ味にも怖さを感じたので、近づき際に決定的なパンチをもらわないという観点からは正しい戦術選択でした。

タイベルト選手は、パンチが多彩でディフェンス勘も良く、さすがはアマチュアでも実績のある選手だなあと思いました。
この選手は判定に強そうな先行逃げ切り型のように見えましたが、ダウンを喫して序盤からポイントでリードされてしまったのが誤算だったのでしょう。
挽回しようと強振するところで若干雑になり、クリーンヒットをもらいすぎてジリ貧になってしまった感じです。

まだまだ若い粟生選手、スーパーチャンプ目指して頑張れ。るんるん



WBC世界フェザー級タイトルマッチ
長谷川穂積 12回判定(3−0) ファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)


管理人の採点は、115−112で長谷川選手の勝利。
オフィシャルの採点では余裕があったようですが、内容的には一進一退でかなりきわどい試合だったように感じました。

長谷川選手は、持ち前の回転の速い連打があまり見られず、一発に力を込めて強振するスタイルで12ラウンド通しましたね。ダッシュ(走り出すさま)
序盤からかなり大振りしていたので、試合が長引いた場合は不安だなあと思っていましたが、最後までそれほど失速しなかったのには驚きました。
珍しくクリーンヒットを何度も浴びてダメージもあったと思いますが、この試合にかける強い気迫が体を突き動かしていたように見えました。
バンタム級時代はスマートに圧倒的に勝つ試合が多かったように思いますが、この勝利はまさに気迫でつかんだ勝利でしょう。グッド(上向き矢印)
とにもかくにも、フェザー級転向第1戦は、かなり骨の折れる試合になりましたね。

ブルゴス選手は、本当に怖い選手でした。
打ち合いで長谷川選手に打ち負けていませんでしたし、鎌のような長いアッパーが何度か長谷川選手をとらえ、ヒヤヒヤさせられました。
長谷川選手にとって決して楽勝ではなかったと思います。
いやあ、世界は広いですね。
フェザー級にはこういう選手がひしめいているのかもしれません。
バッティングで減点を取られてちょっとふてくされ、ディフェンスが雑になって右目を腫らしてしまったのがマイナスでした。

いろいろなことを乗り越えての価値ある2階級制覇。
これからが長谷川選手の本領発揮となるでしょう。演劇

posted by ティト at 22:20| 岩手 晴れ| Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月26日

9月25日 WBA世界フライ級タイトルマッチ

9月25日

WBA世界フライ級タイトルマッチ
亀田大毅 12回判定(3−0) 坂田健史


更新する時間がなくて1日遅れの観戦記です。

管理人の採点は、115−113で大毅選手の勝利となりました。ペン
オフィシャルの採点は大差となっていたので、坂田選手の手数よりも大毅選手の強打を評価したのだと思います。

大毅選手は、押し込まれていまひとつ持ち味を発揮できなかった感じですが、単発でも強打を確実に当てて相手のダメージを積み重ねていきましたね。
微差のラウンドをモノにする有効打が光りました。
スタミナも12ラウンドもちましたし、試合を経るごとに着実に強くなっている印象です。グッド(上向き矢印)
欲を言えばやはり手数でしょうか。
カウンターがうまく当たらなかった場合、手数が出ていないと微差のラウンドはまず持っていかれます。
世界戦で自分の思い通りに事が運ぶことは稀です。
うまくいかない場合でもポイントを取れる試合運びができれば死角がなくなってくるでしょう。

坂田選手は、ひたすら前進して精一杯手数を繰り出しました。ダッシュ(走り出すさま)
距離を詰めて相手の持ち味は封じましたが、慌て打ちが多くて相手にダメージを与えるに至らなかったのが敗因でしょう。
攻撃に重点を置きすぎて時折カウンターをまともにもらってしまい、大きくのけ反る場面も目立ちました。
両目からの出血の影響もありましたね。
管理人は坂田選手の攻撃姿勢を評価して何度か微差のラウンドを坂田選手のポイントにつけましたが、ダメージの差は明らかだったと思います。
終盤はかなり効いてしまった感じですが、最後まで攻撃姿勢を緩めなかったことは賞賛に値します。
タイトルへのあくなき執念を感じました。パンチ
ペース自体は坂田選手が握っていましたので、もう少し相手のパンチを落ち着いて外せていればもっとポイントを取れた感じはしました。
決して勝てない試合だったわけではなく、世界レベルの実力の持ち主であることは誰もが認めるところでしょう。
ファンとしては再び世界を目指してもらいたいのですが、まずはゆっくり休んでから今後のことを決めてもらいたいと思います。

posted by ティト at 23:57| 岩手 曇り| Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月30日

薬師寺保栄

薬師寺保栄(松田ジム)
WBC世界バンタム級チャンピオン
ニックネーム:
生年月日:昭和43・7・22
大分県津久見市出身
戦績:24勝16KO3敗1分


薬師寺保栄といえば、人気者の辰吉丈一郎との激闘がまず思い浮かべられると思う。イベント
日本ボクシング史上でも屈指のビッグマッチとなったこの試合を勝ち抜いた男として、薬師寺の名はビッグネームとしてファンに認知されている。
派手な入場シーンなど、個性的なキャラクターが売り物ながら、ボクシングスタイルは、長身を生かしたストレート系のパンチを主武器とする玄人好みの正統派のボクサータイプ。
イメージとは裏腹に、コツコツと自分のスタイルを確立して世界王者に上りつめた苦労人である。ペン

薬師寺は、享栄高時代にボクシングを始める。
元々運動神経は良く、インターハイではフライ級でベスト8に入るなど、なかなかの好成績を収める。
ただし、部活以外の課外活動にも熱中したらしく、地元の暴走族に入り、特攻隊長として鳴らしていたとのこと。ドコモ提供
そんなこんなで腕っ節には自信のあった薬師寺は、高校卒業後に名古屋の松田ジムの門を叩き、昭和62年7月にプロデビュー。
自信満々でプロの道を歩みだすも、デビュー3戦目と4戦目に連敗で、早々に挫折を味わう。
打っては下がる消極的ボクシングを酷評されもしたが、徐々に生来の格闘センスを発揮。
体が出来てくるとともにシャープなストレートに威力が加わり、ホープとして関係者の期待も急上昇。
しかし、そんな矢先の平成元年、かつての暴走族仲間との暴走行為によって逮捕される失態を犯し、日本ボクシングコミッションから6ヶ月のサスペンドを課されてしまう。
お灸をすえられた薬師寺だが、その間、東南アジア遠征を敢行し、現地で試合ができたことは本人にとって貴重な経験となった。飛行機
心身ともに逞しくなって日本のリングに帰ってきた薬師寺。
しかし、平成2年6月の復帰戦で、悲劇を経験。
試合は10回KO勝利と文句なしのパフォーマンスを見せたものの、対戦相手の米坂淳の意識が試合後に戻らなくなり、なんと数日後に亡くなってしまう。
大きなショックを受けた薬師寺は、引退に心が傾いていたとのこと。
しばらく自分を見つめなおしていたが、米坂選手の夢を自分が引き継ぐことを決意。
生活態度も改め、ボクシングに一心不乱に打ち込んでいく。
平成3年6月、日本バンタム級タイトルマッチのチャンスをつかんだ薬師寺は、タフな実力派王者としてならす尾崎恵一を相手に9回TKOの快勝。グッド(上向き矢印)
この試合が出世試合となり、世界を狙えるホープとして一般にも認知されるようになる。
また、この頃に薬師寺にとって大きな出会いもあった。
アメリカのロサンゼルスで武者修行を敢行した際、日系人トレーナーのマック・クリハラ氏の指導を受け、これが薬師寺の上達に大きな効果を与えることになる。
クリハラ氏は、当時それほど知名度が高いわけではなかったが、ポール・バンキを世界王者に押し上げた名伯楽として知る人ぞ知る存在であった。
彼の課すトレーニングは過酷なものだったそうだが、それらは全て合理的かつ科学的なもので、薬師寺はみるみる上達する自分に喜びを感じ、同氏に対する信頼を深めていく。
日本王座を防衛せずに返上し、ノンタイトル戦を重ねてじっくり実力を蓄えた薬師寺に、平成5年12月、ついに世界戦の好機は訪れる。
相手はWBC世界バンタム級王者の辺丁一(韓)。
両者ともボクサー・タイプで、ソウル五輪銀メダリストからプロの世界王者になった技巧派王者を相手に予想は当然不利とされた。
しかし、ゴングが鳴ると、薬師寺は積極的に打って出てアウトボクサーの辺を追い回す展開で活路を開く。
力強いパンチで有効打を狙う薬師寺と、回転が良く細かい手数で対抗する辺の一進一退の試合は、ついに12回終了のゴングにより判定勝負となる。
判定結果は、2−1のスプリットで薬師寺の勝利。位置情報
管理人もガッツポーズした記憶がある。
王者となって自信を増した薬師寺は、初防衛戦でホセフィーノ・スアレス(メキシコ)に10回KO勝利。
平成6年7月の2度目の防衛戦では、前王者の辺をパワーで圧倒し、11回KO勝利の完全決着で内外に王者の証明のアピールとなる。パンチ
しかし薬師寺には、真の王者であることを証明するために何としても倒さなければならない相手がいた。
それが辰吉丈一郎であった。
薬師寺が王座を獲得する前に暫定王座を獲得していた辰吉は、景気の良いビッグマウスが大勢のファンに支持される人気者で、マスコミにも正規王者の薬師寺が仮の王者であるかのような扱われ方をされていたように記憶している。
そんな人気者の辰吉陣営との対戦交渉で主導権を握るのは困難だったことから、すったもんだの末に入札となり、結果は薬師寺陣営が高額で落札。
落札するために薬師寺側が払った金銭的負担は重く、辰吉のファイトマネーをまかなうために薬師寺のファイトマネーが大幅に削られるという舞台裏があったとのこと。
それでも、地元名古屋開催を引き寄せてくれたジムに対する感謝の気持ちを秘め、薬師寺は周囲の雑音をシャットアウトしてマック・トレーナーとの猛練習に明け暮れる。
そして平成6年12月、運命の開始ゴングが鳴った。
序盤、快調に飛ばしたのは薬師寺。
得意の長い左ジャブとワンツーが辰吉の顔面をとらえ、辰吉の目の上は大きく腫れ上がる。
薬師寺がこのまま圧倒するかと思われたが、終盤に辰吉が鬼神の猛反撃。
応戦した薬師寺だが、徐々に押されて下がる場面が目立つようになる。
辰吉の盛り返しで興奮のるつぼと化した歴史的一戦は、両者疲労困憊で終了ゴングを聞くこととなった。
結果は2−0で薬師寺の勝利。ひらめき
管理人の採点では中差で薬師寺の勝利だったように記憶している。
ビッグマッチを制した薬師寺には長期政権が期待されたが、平成7年7月に行われた5度目の防衛戦で不覚を取る。
バルセロナ五輪銀メダリストで指名挑戦者のウェイン・マッカラー(アイルランド)の手数に対し、単発の有効打で対抗したものの、判定は2−1でマッカラーを支持。
虎の子のタイトルを微妙な判定で落としたものの、王座再復帰も可能と思われる接戦であったことから、再戦を望む声も多く、カムバックが規定路線と思われていたのだが、4ヵ月後に引退を表明。
惜しまれつつリングを去ることとなった。

引退後は、周知のとおり芸能界で大活躍。TV
頭の回転の速さを生かして様々な番組で才能を発揮している。
平成19年には、薬師寺ボクシングジム&フィットネスを名古屋市に開設。
練習生と一緒に明るく楽しく汗を流しているとのことだ。
明朗活発な薬師寺氏には、ボクシング界をますます明るく照らしていただきたいと思う。ぴかぴか(新しい)

posted by ティト at 23:27| 岩手 曇り| Comment(1) | TrackBack(0) | 日本人ボクサー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月30日

見逃した

本日体調が悪く寝込んでいたため、長谷川選手と西岡選手のダブルタイトルマッチを見逃し、ビデオ録画まで忘れてしまいました。バッド(下向き矢印)

どこかで映像を見られないものですかねえ。あせあせ(飛び散る汗)
posted by ティト at 23:44| 岩手 晴れ| Comment(4) | TrackBack(0) | 試合結果等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月30日

3月27日 WBC世界フライ級王座統一戦

3月27日

WBC世界フライ級王座統一戦
ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ) 12回判定(2−0) 亀田興毅


ちょっとタイミング遅れの更新です。

管理人の採点は、115−114でポンサクレック選手の勝利。
全体的には甲乙つけがたい内容でしたが、前々からの懸念であった興毅選手の手数の少なさが如実に表れてしまいましたね。
いつもどおりにガードを固めつつ、カウンターで迎え撃つ作戦だったようですが、回転の速い連打で積極的に攻め込むポンサクレック選手に打ち負けてしまった感じです。
やはりガード主体の防ぎょで世界戦を勝ち続けるのは難しいのかなあと思った管理人でした。
ガードしている時間は守勢に回っている時間ですし、手数の多い選手との対戦ではどうしても守勢に回る時間が多くなってしまいます。
単発のカウンターで相手が止まらない場合、採点で不利になるのは致し方ないところでしょう。
一流世界王者を目指すのであれば、進化し続けなければなりません。
自分のスタイルに固執するのも個性なのでしょうが、興毅選手は進化できる選手です。
この悔しい敗戦をバネに、今後どのように進化していくのか注視したいと思います。

ポンサクレック選手は、持てる力を十分に発揮しましたね。
この選手の最大の長所は、いつかスタミナが切れるだろうと思われながら、最初から最後まで力のある連打が出続けるところです。
脇を絞ったコンパクトで回転の速い連打は、ファンから見れば爽快でしょうね。
体重移動がスムーズですので、パンチにはしっかりウエートが乗っています。
ポンサクレック選手を攻略するには、かつて内藤大助選手がそうしたように、決して打ち負けないことが必須条件でしょう。
コンビネーションで攻めて来るポンサクレック選手には、カウンターを打ち込む隙は少ないです。
内藤選手の場合は、先に手を出してポンサクレック選手の出鼻を徹底的に叩き続けました。
今回の興毅選手は、カウンターを打ち込む隙を探しているうちに、ポンサクレック選手に出鼻を叩かれてしまいました。
まずは今回のポンサクレック選手は見事だったと言うほかないでしょうね。

興毅選手、内藤選手、ポンサクレック選手の三つ巴の因縁は、まだまだ続きそうな予感がします。

posted by ティト at 03:01| 岩手 曇り| Comment(1) | TrackBack(0) | 観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする